南部美人 本社蔵 (なんぶびじん ほんしゃくら)

🗾 岩手県 | 創業 1902年

✅ 見学可能 🏪 直売所あり

蔵の風景

蔵の歴史・ストーリー

岩手県北部の自然豊かな二戸市に蔵を構える「南部美人」は、1902年(明治35年)に創業しました。初代・久慈末太は元々醤油醸造業の末っ子であり、「借地・借家・借金」というゼロからのスタートで酒造りを始めました。初代が若くして他界した後も、妻である2代目が子育てをしながら蔵を守り抜き、醸造のルーツを持つ久慈家が代々掲げてきた家訓「品質一筋」の精神は今も脈々と受け継がれています。
「南部美人」という美しい銘柄名が誕生したのは、戦後の1951年(昭和26年)。当時は米不足で粗悪な酒も多い時代でしたが、3代目が「綺麗で美しい酒を造りたい」という強い願いを込め、かつての地名「南部藩」と、淡麗な酒質を「美人」になぞらえて命名しました。その後、伝説の杜氏と呼ばれる山口一氏を迎え入れて高品質な酒造りを確立し、地方の地酒ブームを牽引。現在は5代目蔵元・久慈浩介社長のもと、世界50カ国以上へ日本酒を輸出し、日本を代表する酒蔵として世界中を熱狂させています。

酒造りの特徴

南部美人の酒造りの根幹にあるのは、折爪馬仙峡(おりづめばせんきょう)から湧き出る「青く透き通った伏流水」です。この水はミネラル(ケイ酸)を豊富に含む中硬水で、お酒にほのかな渋みとピシッとした「骨格」を与えます。単なるなよなよとした女酒ではなく、「言うべきことはピシッと言う、芯のある凛とした美人」を体現する味わいは、この水と、かつての伝説の杜氏・山口一氏が残した「技術も米も、全ては水に合わせる」という教えから生み出されています。現在は、30代の若き最年少杜氏・林敬宏氏がそのバトンを受け継ぎ、社長の思い描く「究極の味」をミリ単位で具現化しています。さらに、搾りたての生酒をマイナス30度で瞬間冷凍する「スーパーフローズン」技術の導入や、特許技術を用いた「糖類無添加リキュール」、さらには日本酒の価値観を活かした「ジャパニーズクラフトウイスキー」の製造まで、伝統を守りながらも次世代を見据えた酒造りを展開しています。

訪問・購入情報

✅ 蔵見学
見学可能(詳細はお問い合わせください)
🏪 直売所
直売所あり(詳細はお問い合わせください)